「いきもの大図鑑」は5月7日(日)にて終了いたしました。
多数のご来館、有難うございました。
「いきもの大図鑑」では、来館者の動物に対する興味関心を引き出す様々な工夫をこらしています。都内の動物園では、キリン、スマトラトラ、ジャイアントパンダ、ハシビロコウ、ホッキョクグマ、アジアゾウなどの希少な動物が飼育されています。
これらの動物を眺めたり図鑑やインターネットで情報を調べることができても、自分と並べて比較したり、実物大のスケールを実感できる機会はめったにありません。
そこで本展では”もしも図鑑から動物が飛び出したら…”をコンセプトに「くらべて知ろう!動物のこと」「ペーパークラフト動物園」といった展示コーナーで人々の動物への好奇心・探究心に応えていきます。また、動物園が担う希少動物の保全・調査活動も紹介し、人と動物の関係まで視野を広げる展示構成となっています。
動物の観察ポイントを学ぶ「ペーパークラフト動物園」
動物の特徴を的確に再現した大型のリアルな立体ペーパークラフト模型が大集合!
それぞれの動物の観察ポイントが学べる解説パネルと共に、造形をじっくり観察できる空間です。ワークシートは来館者限定(下記「未来に向けてはじめの一歩」でメッセージお寄せいただいた方)でダウンロードすることができ、実際に動物園に訪れたときに科学館で学んだ観察ポイントを振り返ることができます。
なお、ペーパークラフトは動物園への作品提供も行う紙工作作家・ごとうけい氏( KeiCraft PAPERCRAFT DESIGN STUDIO)の協力。動物園の飼育担当者への取材や動物に対する観察眼を活かした緻密な作品として、設計図面も公開し平面から立体の動物を作るプロセスも知ることができます。
展示予定作品:キリン、スマトラトラ、ジャイアントパンダ、ハシビロコウ、ニシローランドゴリラ、ホッキョクグマ、アジアゾウ母子(本企画展 初公開)
「くらべて知ろう!動物のこと」~比べてわかる、人と動物の違い~
動物の特徴を背丈(体長)・重さ・手のひらの3つに分け、自分(人間)と比較できるコーナーです。スケールの違いはもちろん、手足などの構造からわかる動物の採食行動や生活様式の違いまで想像力を膨らませ、動物の暮らしを学びます。
「動物とわたしたちの未来のために」~動物園の取り組みを知る・学ぶ~
展示の後半には、希少動物の保全、調査、研究といった動物園施設が担う役割を学び、人と動物の
共生の未来を考えます。恩賜上野動物園の協力のもと、レクリエーション施設としてのイメージが強い動物園のもうひとつの姿を紹介します。
「未来に向けてはじめの一歩」~動物の暮らしを守るために私たちにできること~
また、最後には、人と動物の共存のためにできることを考え、第1歩を踏み出すきっかけ作りとして参加型のメッセージコーナーを設置し、未来に向けたメッセージやアイデアを募ります。
プラネタリウム番組「いきものがたり」
企画展にあわせ、当館のプラネタリウムでは特別プログラムを投影。地球の誕生からこれまでの「いきもの」の変遷、地球上に暮らす多様な「いきもの」を映像化したプログラム「いきものがたり」を投影します。時間軸、そして地球スケールで俯瞰しながら「いきもの」を捉えられます。