今回の企画展の見どころをご紹介!

■ 「天気の写真館」

多目的ロビーに、気象庁気象研究所の雲研究者である、荒木健太郎氏が撮影した大気現象や空の写真などを展示し、さながら天気の写真館といったスペースを展開します。
また、季節による空模様の違いや十種雲形の紹介を通して、今見える空や雲に興味関心を持って頂きます。

(空と雲の写真 天気の写真館展示写真のイメージ) (協力:気象庁気象研究所)

■ テクノロジーでとらえる

気象庁における天気予報を始めとする気象情報は、様々な観測機器によって、地上だけでなく世界中の上空や海上、更には宇宙からの大気の様子を観測し、スーパーコンピューターによる計算、予報官による解析を経て発表されています。
気象情報が様々なテクノロジーによって支えられていることを実物展示やパネルにて解説します。

昔の風速計 (画像:気象庁気象測器検定試験センター)

地上マイクロ波放射計 (画像:気象庁気象研究所)

■ 身体でとらえる

テクノロジーとは違い、今、空で起こっていることを人間の身体感覚でとらえる力を育むためのハンズオンの展示を行います。
その一例として、雨の音や雷の音など様々な音が伴う現象について、身近なものや民族楽器を使用して、来館者が空の音を再現する体験展示を行います。

(空の音を再現する道具)

■ トピックス 民間気象会社における気象観測、予測

民間気象会社において気象庁から提供されるデータや情報を基に、独自の技術やノウハウを活用して専門的な情報やサービスを提供していることをパネルで紹介します。
また、日本気象協会が開発した、普段は間近で見られない気象観測用ドローンの実物展示を行います。

気象観測用ドローン(画像:日本気象協会)

■ 気象キャスター体験

気分は気象キャスター?!明日の天気など、気象情報を伝える気象キャスター。その仕事の一部を来館者に体験して頂き、気象情報を伝えることに合わせて防災上の留意点も声に出して伝えることで、伝えることの楽しさや難しさと共に防災意識の向上を目指します。
気象キャスター体験で使用する原稿は、テレビでおなじみの気象キャスター南利幸氏が監修した物です。

(気象キャスター体験 イメージ)

関連イベント

会期中は関連イベントも盛り沢山!皆様のご参加、お待ちしています。

■ テーブルサイエンス 「みんなが描いた絵を空にうかべよう!」

今日の空にはどんな雲が見えるでしょうか。参加者が描いた天気に関わる絵をスキャンすると、描かれた絵が画面の空の中を飛びまわります。イベントの参加者に空に親しみを持つ機会を提供します。
企画展開催期間中は毎日開催。10:00~19:00(最終受付は18:30)まで、ご予約不要でどなたでもご参加いただけます。

「みんなが描いた絵を空にうかべよう!」ⒸRICOH 紙アプリ

■ みなと科学館でしか見られない、オリジナルプラネタリウム番組を投影!

みなと科学館企画・製作のオリジナルプラネタリウム番組「モクリン&クモッチ 天気予報はひみつがいっぱい」を企画展の初日、7月8日(火)から投影します。

投影作品:「モクリン&クモッチ 天気予報はひみつがいっぱい」
投影概要:親しみやすい雲のオリジナルキャラクター「モクリン&クモッチ」をナビゲーター役として天気予報のひみつに迫ります。
天気予報を作るため、気温や湿度、風の動きなど150年も前から毎日欠かさず観測していることや、気象衛星によって宇宙から観測しスーパーコンピューターを使ってきめ細かくより正確な天気予報ができるまでのひみつをプラネタリウムホールの臨場感あふれる映像で紹介します。
場 所:プラネタリウムホール
対 象:どなたでも(小学生以上におすすめ)
投影時間:40分間
観覧料金:料金(一般投影1回分):大人 600円/小・中・高 100円/未就学児無料

■ 講演会・イベント

①講演会 「雲との上手な付き合い方」

荒木 健太郎氏

内容:

雲は天気を左右し、虹などの美しい空の風景を見せてくれることもありますが、ときには災害をもたらすこともあります。そんな雲と上手に付き合い、もっと空を楽しむためのコツをお話しして頂きます。

講師:荒木 健太郎氏 (気象庁気象研究所主任研究官・雲研究者)

日時:7月19日(土) 14:000~15:00

※事前予約制

②イベント 気象会社を見てみよう!日本気象協会見学会

内容

日本気象協会で、民間予報会社の仕事を知る現業見学を行います。

日時:① 7月31日(木) 10:00~11:30 ② 8月21日(木) 10:00~11:30

※事前予約制

③講演会 「ことわざから読み解く天気予報」

南 利幸氏

内容

天気予報が無かった時代、昔の人は五感で天気を予想していました。身の回りの少しの変化を感じて、天気と結び付けて「朝の虹は雨」、「燕が低く飛ぶと雨が降る」など、科学的に証明できることわざとして残っています。
講演会ではことわざから読み解く天気についてお話して頂きます。

講師:南 利幸氏 

株式会社 南気象予報士事務所 代表取締役
気象予報士、技術士(応用理学)、防災士、NHK総合「おはよう日本(土日祝)」出演

日時:8月3日(日) 14:00~15:00

※事前予約制

④講演会 「気象庁ってどんなところ」

内容

気象庁は天気予報だけでなく、地震や火山、ほかにもいろいろな仕事をしています。気象庁の仕事について、気象庁職員の方からお話をして頂きます。

講師:気象庁職員

日時:8月12日(火) 16:00~17:00

※事前予約制